JAL特典航空券で一本早い飛行機にぎりぎり乗れなかった話
JAL特典航空券は当日空港にて早い便に変更可能
特典航空券の最大の強みの一つ、それは同じ区間(逆方向は不可)なら変更にかなり自由が利くということです。
中でもJALは当日予約していた便より早い便に空席があった場合、変更先の便の出発時刻20分前までは空港カウンターにて便の変更が可能です。(ANAは当日の便前倒しの変更不可)
JAL、ANAの国内線特典航空券の変更についてはこちらの記事で取り上げています。ANAとJALで多少取り扱いが違うため注意が必要です。
今回の事例
羽田→千歳の特典航空券を予約していた
![](http://www.strip-info.tokyo/wp-content/uploads/2021/10/ss.png)
今回はちとせ割りを使って新千歳空港近くのホテルにほぼタダ泊をしながら門別競馬場を見に行くために、羽田17:35発・千歳19:05着のJAL525便を予約していました。
この日は午後に予定があったため余裕をもって遅めの便を予約していましたが、可能であれば一本前の羽田16:35発・千歳18:05着のJAL523便に変更して千歳にもう少し早く着いてゆっくり夕食を取りたいと考えていました。
⇩この日のダイヤです。
![](http://www.strip-info.tokyo/wp-content/uploads/2021/10/IMG_61291520.jpg)
普通席はどれも空いていました
ぎりぎり一本前に乗れそうな時間に羽田空港に到着
予定が早く終わり、京急の羽田空港第1・第2ターミナル駅に16:08到着の電車に乗り、その時間通りに到着しました。
便の出発は16:35なので、保安検査場はその20分前である16:15までに通過しなくてはなりません。駅が空港に直結しているとはいえ長いエスカレーターを上ったり出発ロビーに着いてからもその広さ故にそこそこ保安検査場までそこそこ距離があるため、十分時間があるとは言えない状況です。
急ぎ足で行けば保安検査場は時間内に通過できそうですが、カウンターで変更の手続きをしている時間はなさそうです。
オンラインでは変更できず
電車の中でスマホであらかじめ便の変更をできれば良かったのですが、特典航空券の変更規定は次のようになっています。
変更希望便出発日の前日まで、かつ元のご予約便の出発時間前まで(JAL Webサイトでは出発時間の20分前まで)承ります。
https://www.jal.co.jp/jp/ja/jalmile/use/jal/dom/cancel.html
今回は変更希望便の出発当日に変更しようとしているため、webサイトからの変更はできません。当日の出発時刻の早い便への変更については次のように決まっています。
ご搭乗日当日出発空港において、ご予約便より前のJALグループ航空会社便で、同一区間に空席がある場合のみ、チェックインカウンターにて変更を承ります。
https://www.jal.co.jp/jp/ja/jalmile/use/jal/dom/cancel.html
空港まで行きカウンターで手続きをしなければならないのです。一応ためしにwebサイトで変更を試みましたが、やはり受け付けられませんでした。
![](http://www.strip-info.tokyo/wp-content/uploads/2021/10/20211018_1610-473x1024.png)
とりあえず保安検査場の中へ
電車の到着から保安検査場通過の期限までは残り7分。出発ロビーのチェックインカウンターに並んで変更の手続きをしていたらおそらく間に合いません。
変更手続きの期限も同じく出発時刻の20分前である16:15なので、それまでにカウンターで順番が回ってくれば保安検査通過が確実に間に合わない時間でも職員さんの厚意でチケットを発券したあと保安検査場を通してくれる気はしましたが、面倒な対応をさせてしまっては悪いのでそれは避けることにしました。
保安検査場の中にも空席待ちなどを受け付けてくれるカウンターがあるのでそこで試してみることにしました。
保安検査を抜けた時点で締め切り1分前
保安検査場に列はできておらず自分の前の一人が荷物をトレーに載せるのを待つだけでしたが、それでも保安検査場を通過し荷物を取り終たころにはすでに出発時刻の21分前である16:14になってしまいました。
目の前に自動発券機はありますが、制限エリア内のJALカウンターは搭乗口2つ分ほど離れた場所にあります。おそらく移動しているうちに16:15になってしまうでしょう。
自動チェックイン機・券売機では手続き不可
そこで一か八か目の前の機械で便の変更ができないかやってみることにしました。
![](http://www.strip-info.tokyo/wp-content/uploads/2021/10/1031_734_1-edited-scaled.jpg)
そもそも便変更のメニュー自体がありません。
本来自動チェックイン機・発券機では手続きできないのですが、この時はまだそのことを知りませんでした。以前ANAの自動チェックイン機で便の変更をしたことがあったのでできると思いこんでいました。
*自動チェックイン・発券機(KIOSK)ではお手続きいただけません
https://www.jal.co.jp/jp/ja/jalmile/use/jal/dom/cancel.html
ANAとJALは似ているようで以外と違うところがあります。加えて制限エリア内の機械と出発ロビーの自動チェックイン機との間でも機能に違いがあります。
制限エリア内のJALカウンターでも締め切り時刻後は変更できなかった
便変更手続きの締め切り時刻に達しはしましたが、すでに保安検査は抜けているし意外と変更してもらえるかも?と思い、カウンターを尋ねました。
やはり出発20分前をすぎるとどうやっても発券できないようでした。私の他にも千歳行きの飛行機を一本前の便(16:35発)に変更したい、というお客さんが来ていましたが、やはり変更はできず残念そうに帰っていきました。
あと数分早ければ一本前に乗れたのですが、これで17:35発の当初予約していた便の出発まで1時間以上待つことになりました。目の前に一本前の飛行機はいるのですが、、、
今回の教訓
空いていても保安検査場の通過までには時間がかかる
普段時間に余裕があるときには気にしていませんでしたが、空港に着いてから保安検査を抜けきるまでには空いていても10分弱かかりました。少しでも混んでいたり、前の日人が引っかかったりしていればもっとかかるでしょう。時間内に保安検査場を抜けるには、平日の昼間など空いている時間帯でも少なくとも保安検査締め切りの10分前には空港に着いていないと厳しそうです。
便変更の手続きをするならさらに早めに
出発ロビーで手続きするにせよ、保安検査通過後に手続きするにしろ、便変更の手続きをするには少なくとも変更締め切り・保安検査場通過締め切りの15分程度前には空港に着いていたいところです。
また、出発ロビーのカウンターに列ができている場合は先に保安検査を受けて制限エリア内のカウンターを目指してもいいでしょう。
ANAとJALで出来ることがちがう
ANAを利用した時はできたことでもJALの場合はできないこと、またその逆も意外と多くあるため、事前にしっかりチェックしておく必要があります。
ANAとJALの特典航空券の違いはこちらの記事でまとめています。
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