特急ニセコ(ノースレインボーエクスプレス)乗車記2021

旅行紀

特急ニセコ(ノースレインボーエクスプレス)乗車記2021

特急ニセコ・ノースレインボーエクスプレスの紹介

特急ニセコとは

2018年運航時のヘッドマーク

特急ニセコはJR北海道が毎年夏に運転している、札幌~函館間を函館本線(山線)経由で結ぶ臨時列車です。かつて函館本線経由で運転していた急行ニセコをイメージした列車です。

現在函館~札幌間は室蘭本線を通る特急北斗が毎日運転されていますが、小樽・倶知安・ニセコ経由の函館本線を通る特急は夏に臨時で運転される特急ニセコのみとなっています。

普段は普通列車を乗り継がないとたどり着かない(高速バスの運転はあり)ニセコ周辺に手軽にアクセスできる臨時列車となっています。また、普段は特急車両で走ることのない区間を走行する点や、珍しい車両が使われることもあり鉄道ファンに人気の列車です。

2021年はノースレインボーエクスプレスで運転

特急ニセコに使われる車両は毎年同じではありません。2015年からの使われた車両をまとめました。

使用車両運転案内
2015ニセコエクスプレスプレスリリース
2016ニセコエクスプレス
(車両故障により183系に変更)
プレスリリース
2017183系0番台プレスリリース
2018183系プレスリリース
2019183系プレスリリース
2020183系プレスリリース
2021ノースレインボーエクスプレスプレスリリース

「ニセコ」という名前もあって当初はニセコエクスプレスというジョイフルトレインが使われていましたが、廃車になったためしばらくの間通常の特急にも使われる車両で運転されていました。

2018年の特急ニセコ 札幌にて

ノースレインボーエクスプレスとは

2019年富良野駅にて

ノースレインボーエクスプレスとは、様々なイベント列車に使われるジョイフルトレインと呼ばれる車両の名前です。今回でいえば「特急ニセコ」は列車の名前で、「ノースレインボーエクスプレス」は車両(編成)の名前です。

183系特急用車両をもとに作られており、カラフルな色と大きな窓が特徴になっています。もとの183系車両とはかけ離れた見た目になっています。

一般的な183系車両

現在ノースレインボーエクスプレスはフラノラベンダーエクスプレス(これは列車名)や特急ニセコなどの臨時列車に使われるほか、定期運航の特急車両に不足がでた際に代わりに通常の特急列車として走ることもあります。

倶知安~函館乗車記

倶知安発

今回札幌からではなく倶知安から乗っているのは、俱知安の一つ隣にある比羅夫駅が「駅の宿ひらふ」として営業されており、前日はそちらに宿泊していたためです。

倶知安の駅舎です。駅には広い待合室や観光案内所、またレンタサイクルなど観光に役立つ設備が豊富です。

倶知安とニセコの間で地元の観光協会が車内販売をすることになっており、倶知安の待合室でその準備をしておられました。列車を待つ乗客のなかには早くも待合室の時点でご当地の品物を購入している方もいました。

電光掲示板には上手にノースレインボーエクスプレスの絵が映し出されていました。

フィルムカメラで撮影しています

入線してきました。

跨線橋からの写真です。気動車は屋根がススだらけのことがよくありますが、今回のノースレインボーエクスプレスはとてもきれいにしてありました。

車内

車内はハイデッカーで普通列車よりも高い目線で景色をながめることができます。また天井にまで伸びた大きな窓も特徴です。

指定席は窓側はほとんど埋まっているものの、2人組で来ていない限りは通路側に人が来ることはないといった程度の混雑具合でした。

ドアのはこのようなステッカーが貼ってありました。

2階建てになっている3号車は上が自由席で、下のロビーも解放されていました。

長万部停車

長万部で10分ほど停車しました。

多くの人がホームに出て写真撮影をしていました。

長万部のゆるきゃら「まんべくん」らしいです。

長万部にてかにめし弁当を購入

かにめし本舗かなやが作っている長万部の駅弁「かなやのかにめし」をホーム上で購入しました。

これは前日に駅弁を作っている弁当屋さんに電話して予約しないと購入できません。余分に持ってきているということもないようで、予約が必要なことを知らず購入できなかった人もちらほら見かけました。

駅弁の中はこんな感じでした。

ちなみにこの長万部のかにめし弁当は函館行の列車のみで販売で、札幌行の列車の場合は長万部ではなく俱知安の駅ホームで「俱知安じゃがいも弁当」を予約購入できるようになっていました。

函館着

長万部を過ぎると左手に海が見えてきました。海のかなり近くを走っているように見えます。

函館に到着です。

このあと20分もしないうちに札幌へと出発していきます。

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