【閉館】かりゆしアーバンリゾート・ナハ宿泊記
2021年10月31日に閉館
かりゆしアーバンリゾート・ナハは沖縄県那覇市の「とまりん」という離島行きの船が多く発着する客船ターミナルの上にある複合商業施設に入居していたホテルです。
1995年に「とまりん」ができた時から営業していましたが、2021年10月末をもって閉館しました。
今回は閉館前の2021年9月末に宿泊した際の記録です。
楽天トラベルでたまたま発見し予約
ANAマイル修行のため那覇で1泊する必要があったため楽天でホテルを探していたところ、ネットニュースで閉館するとの報道があったこのかりゆしアーバンリゾート・ナハが手事な値段で見つかりました。
那覇市内のリゾートホテルで朝食付き5000円はかなりお得でした。
宿泊記
那覇空港から路線バスでホテルへ
那覇空港から出る路線バスに乗ればホテルの目の前の「泊高橋」バス停に一本で行くことができます。
夜でも暑い那覇でタクシーを使わずに空港からホテルの目の前まで乗り付けられるのはとてもうれしいことです。
ホテルに到着
バス停の目の前が正面玄関になっています。南国の高級リゾート感が出ています。
大きな入り口は客船ターミナルのもので、ホテルのエントランスは少し小ぢんまりした右のドアです。
受付ロビーはとても広く、椅子に座ってのチェックインでした。
受け付けは1階ですが、客室は7階より上にあります。客室のうち7,14,15階はプレミアムフロアとされ上級の客室が配置され、このフロアの宿泊者専用のラウンジがあるそうです。プレミアムフロア滞在のプランも8000円程度で販売されていましたが、今回は滞在時間があまり長くないので安いスタンダードフロアに宿泊しました。
客室にあがるエレベーターの中も豪華な見た目になっていました。
エレベーター前のスペース。客室エリアとエレベーター前のスペースを仕切る自動ドアがあり、客室エリアに入るにはカードキーをかざす必要があります。
客室エリアは中が吹き抜けになっておりレストランエリアが見下ろせようになっていました。写真のようなテラス席でビアガーデンの営業もあるようでしたが、行ったときはお客さんがいなかったからか、時間が遅かったからか営業しているようには見えませんでした。
客室
ソファーもありビジネスホテルよりも圧倒的に広い客室です。
大きな窓からは港の夜景を一望できました。
もちろんバスタブも付いていました。共用の大きなスパもあったのですが、営業時間の関係で今回は利用することができませんでした。
ホテルのレストランで夕食
ラストオーダーぎりぎりでホテルのレストランに駆け込みました。このレストランは中華・和食・沖縄・西洋料理など幅広い料理を提供していました。また金土日にはディナービュッフェも開催しているようでした。
広いフロアには私一人しかいませんでした。
広く大きな窓からは客室と同じように港の夜景が見えました。雰囲気もかなり高級感がありラストオーダーぎりぎりに駆け込んできた学生には場違いな空間でした。
こちらの鉄板焼きサーロインスニューヨークテーキセットを注文しました。ホテルのレストランで、雰囲気も高級そうだったので高いかと思いましたが、市内の飲食店と同じか安いくらいの値段でした。
このジュースはセットメニューには入っていないのですが、私が持っていたルームキーのカードがゴールドだったことの特典でサービスでつけてもらえました。
ルームキーを見せることで特典があるとは知らずたまたま机の上に置いていたのを係の方に気づいていただけました。どういった仕組みがあるのかはよくわかりませんでしたが、部屋に帰ってフロントでもらった紙を見てみると確かにレストランでワンドリンクサービスの特典が受けられると書いてありました。
まずサラダが出てきました。
できた順に出てくるのかと思いきや、コース料理のようにサラダ→スープ→ステーキの順に一品ずつ出され、食べ終わったらその都度食器が回収され次のものが出てくるという高級なスタイルでした。
スープとパン。
最後にステーキがでてきました。300gもある、その辺のファミレスでは見たことのない肉厚なステーキです。そしてステーキソースがカレーを入れてそうな容器に別に入れられて出てくるというこれまた初めて見るスタイルでした。
普段ステーキを頼んでも、もうちょっと肉食べたいな、と思いながら食べていくところですが、このステーキはボリュームも味も十分すぎるほどでした。
朝食ビュッフェ
夕食を食べたのと同じレストランで朝食ビュッフェをいただきました。港の夜景もきれいでしたが、よく晴れた朝の景色もとてもきれいなものでした。
前の晩にレストランが貸し切り状態だったのは時間が遅かったからだと思っていましたが、朝食ビュッフェの会場も10組もいない程度でがらがらでした。お客さん自体が少なかったようです。
お客さんの数は少なくても、品数は申し訳なくなるほど多くそろえられていました。卵料理に関しては好きな料理を注文するとその場で焼いてもらえました。
1周目のプレート。貧乏性なので朝から死ぬほど食べてしまいました。欧風な朝食メニューから沖縄料理まで幅広くあり、どれもおいしかったです。
チェックアウト・那覇空港へ
朝10時発の飛行機に乗るため、ホテルからまたバスに乗り、直接那覇空港へと向かいました。那覇空港へ向かう方面のバス停は道の反対側にあり、ホテルの目の前から乗れるというわけではありませんでしたが、ホテルの全景を見ることができました。
ホテルが閉館してもこのビルは残ります。また別のホテルが入居するのでしょうか。
バス一本で国内線の出発ロビー前まで行くことができました。
この帰りの便がANAのマイル修行ラストの便でした。
最後に
閉館を知ってから初めて行ったホテルでしたが、高級感があり食事もおいしいとても良いホテルでした。閉館してしまったのが大変残念です。ホテルもこのようにして古いものがなくなり新しいものができることで入れ替わっていくのでしょうが、良いものがなくなってしまうまえに一度体験することができてよかったです。
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