北海道ローカル線の駅に宿泊「駅の宿ひらふ」
「駅の宿ひらふ」の概要
現役の駅舎に泊まれる
「駅の宿ひらふ」はその名の通り、駅そのものを宿として利用している民宿です。駅に泊まれるホテルとしては東京駅の東京ステーションホテルが有名ですが、北海道の奥地にも駅に泊まれる宿があります。
北海道ニセコの隣に比羅夫駅という無人駅があり、駅として使われながら旧事務室などが宿泊施設として改装されています。また駅舎の隣には新たに山小屋風のコテージも作られ客室として提供されています。
ロケーション・アクセス
札幌と函館の中間あたり、ニセコのすぐ隣に比羅夫駅はあります。札幌と函館の間とは言っても、この2都市を結ぶ特急列車は海側を走る室蘭本線を経由しており、ニセコ地域を通っていません。そのため公共交通機関を利用する場合、高速バスでニセコまで行くか、特急や各駅停車を乗り継いで比羅夫までたどり着く必要があります。
夏場は多くの人が車で来ているようです。ニセコ周辺は鉄道もバスも便数が少ないので観光に車は必須でしょう。
料金など詳細についてはこちらの公式サイトでご確認ください。
宿泊記
新千歳空港から比羅夫へ
今回はJALで新千歳空港に到着後、快速エアポート、各駅停車を乗り継いで比羅夫駅へ向かいました。
小樽・倶知安で乗り換えます。小樽からは上の写真のような気動車になります。
宿に到着
列車を降りたらすぐに宿です。見た目は完全に駅舎です。
今回は一番安い駅舎なかほどの個室を予約していましたが、他にお客さんがいなかったため線路側の個室に変えていただきました。
ちなみに今回は公式サイトから予約して1泊2食付き1室貸し切りプラン1人利用で10700円でした。
特急ニセコを撮影
今回の旅行の目的のもう一つは夏場に運航される臨時列車「特急ニセコ」でした。翌日乗る予定の特急ニセコが札幌方面へ通過していきました。
夕食はホームでバーベキュー
夏場に限りホームでバーベキューを楽しめます。冬は鍋料理が出るようです。火起こしも宿のオーナーの方がやってくださり、食事がすんだら宿の中の共用スペースにある電話で連絡すると片づけてくださいます。
ラム肉のステーキとイカやエビなどの魚介、そして野菜のセットです。この写真で1人前で、ボリュームも十分でした。
肉・野菜類のほかに焼きおにぎりとデザートのメロンがついてきました。やきおにぎりはもともと上手に焼いてありちょうど良い醤油の加減でとてもおいしいです。またメロンもスーパーの安い瓜のようなものと違い、甘みが強くとてもおいしいものでした。
飲み物を持っていなかったのでペットボトルのお茶を150円で売っていただきました。
食べている最中にも列車が目の前に泊まります。9月後半でしたが、暗くなってくると肌寒くなってきました。
手の込んだお風呂
丸太をくりぬいた湯舟がありました。虫もいないので外でも快適です。
中には真新しい普通のお風呂もあり、こちらにもお湯を張って頂いていました。
夜は真っ暗
駅の周りには民家が1つか2つあるだけで森に囲まれており真っ暗です。
1階の共用スペースはこのようになっており、大きな木のテーブルと木をくりぬいて作った椅子が並びます。写真には写っていませんが右にはキッチンと、その前に給油ポッドとスティックコーヒーなどがあり自由に飲むことができます。朝食はこのスペースで出していただきます。
室内には鉄道グッズもたくさん並べてありました。
部屋の窓から列車が見える
窓からばっちり列車が見えます。冬は夜間にラッセル車が通るところも見えるようで、部屋には旅客列車の到着時刻に加えラッセル車の通過時刻まで張り出してありました。事業用の車両の通過時刻が分からなくても宿に行けばわかるので便利です。
翌日は特急ニセコに乗車
翌朝、倶知安までもどりそこから函館まで特急ニセコに乗車しました。その時の記録はこちらのページにまとめています。
予約
楽天やじゃらんなど大手の予約サイトからも予約できますが、こちらの公式ページから予約したほうがいくらか安くなっていることが多いです。
楽天からの予約はこちらから。
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